民主党は13日、著作権者の許諾なしにインターネットのサイトから音楽や動画を違法ダウンロードする行為に罰則を科す方針を固めた。違反した場合の罰則は、「2年以下の懲役または200万円以下の罰金」で、10月1日施行となる見込み。
現行の著作権法では、著作権物を無許可でサイトにアップロードして配信する行為を処罰する一方、違法と知りながら利用者がダウンロードしても刑事罰がない。どこで線引きをするかだけど、youtubeやニコニコ動画などのストリーミングで視聴できるサイトは分割したデータを一時的に保存しながら再生するので、この辺りがアウトになると、かなりのサイトが閉鎖されるだろうし、ネット自体が非常に使いにくい物になってしまう。知らないうちに違法な事をして罰則を科せられたら、たまったものじゃない。
ネット利用者の間では『youtubeやニコ動終了のお知らせですね』 『金取るのに必死過ぎて笑える』 『スマホ持ってる人ほとんど捕まるな』 『これはネットユーザーには大きなニュース』などの声が上がっている。
個人的には、これまで通り、違法アップロード者を厳しく取り締まればいいと思う。それが取り締まれないからダウンロード者もというのは、あまりに安易だし、法案自体がネットに詳しくない人が作ろうとしてるので、かなり曖昧なものに感じる。
罰則も被害者の告訴がないと起訴できない親告罪で違法の明確な線引きもない。正直、こんな適当なものに時間と税金を使うなと言いたい。
今ダウンロードしてる人が罰則適用されるようになったからといって購入するようになるか?といったら、ダウンロードしなくなるだけで購入者が増えることはないと思う。ダウンロードする側に味方するわけじゃないけど、インターネットというものが広がり続けてる今、もう少し練ってからネットの利点を潰さないような法律を作っていただきたい。
スポンサーサイト